日本で唯一の屋根に椿の木を植えた店舗から作家、社長、杜氏である谷口英久が綴る抱腹絶倒の「Blog」
朝の愉しみ。
04/Aug.2020 [Tue] 14:52
毎朝お粥と梅干し、それに味噌汁を
食べる。
しかしこの梅干しが酸っぱくて
食べると必ず唇がすぼまってしまう。
農薬を使わない梅を使って梅干しにしたもので
その「訳あり」の商品を買っている。
訳ありなのでその時によって
汁が多かったり少なかったりするけれど
酸っぱさについてはいつも同じように酸っぱい。
それでもう少し酸っぱくない梅干しはないものか?
ネットで探してみると
高級梅干しには「蜂蜜入り」という商品があることに
気がついた。
それなら今食べている梅干しに蜂蜜を入れたら
酸味が緩和されるのではないか?
と思いついた。
一袋ぜんぶの梅干しに蜂蜜を入れると
妻に怒られるので
小皿に梅干しを一つだけ取ってそれに蜂蜜をかけてみた。
どうかな?
おおー、確かに酸味が取れて
おいしくなった。
何だか高級な味になったように思った。
良かった。これで毎朝のご飯の楽しみが増えた。
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タイトルをどうすれば良いか思いつかない。
03/Aug.2020 [Mon] 14:31
突っ込みで思い出したけれど
何年か前に東京七島酒造組合のイベントで
司会を新島のM原さんとしたことがあった。
ボケとツッコミがしたくて
わざわざハリセンを作って持っていった。
それでM原さんに思い切り頭を叩いてくれ
と頼んだのだった。
ボケは難しい。
突っ込むタイミングも難しくて
お客様を相手に笑いを取るのは難しいもんだ
とその時に思った。
プロはそれを楽々とこなす。
笑いの渦を作ってそれに自分から乗ってゆく。
素人がいくら一生懸命にそれをやっても
なかなか空気を掴むことができない。
まあ我々は焼酎を造ることが仕事なので
司会で笑いを取らなくても良いのだけれど
どうせやるのなら面白いほうが良いよな、
ということでやったみたのだった。
その時に金髪のカツラも被ってみた。
M原さんはスキンヘッドだし、
僕も似たような坊主頭で、
それが長い金髪のカツラを被っているので
まあ、異様である。
しかしそれで笑いが取れるかというと
そうでもなかった。
逆に会が終わってからそれを被りたいという人が
多くて、それも堅い仕事の役職に就いた人が
そういうことを言うので、
(世の中というのは変な人が多いもんだ)
と感心した。
間、というのは何にしても大切で
それを間違うと、空気が淀む。
ぼくの場合は間違いというより
間抜けに近い。
その間を掴めば、もう天下を取ったも同然である。
その時は自分のことを
「ヒデコでーす」
と言ったのだった。
M原さんは
「ミヤコ」と名乗っていた。
何にしてもM原さんはどこまでも付き合ってくれるので
ありがたい友人である。
カツラといえば、このあいだ東京で
女装をした男の人とすれ違った。
スカートから出ている足がすね毛だらけで
美しくなかった。
履いているハイヒールがグラグラして
歩きにくそうに見えた。
黒髪のズラも被っていた。
その人からは近寄りがたい奇妙な空気感が漂っていて
大変だなあ、と思った。
楽しいというより、むしろ苦しそうな印象を受けた。
島ではそう言う人は見られないので
東京はとにかく色々な人がいるなあ、と思ったのだった。
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神さまが見てござる。
02/Aug.2020 [Sun] 14:22
バチが当たる。
のバチはどういう字を書くのか?
と友人のオカムシが言った。
さあ、そう言われるとわからない。
ネットで調べてみると
撥という字が出てきたけれど
これは三味線を弾くときの
バチである。
「そうか、撥で三味線を弾いているときに
弦が切れて顔に当たることから
そう言うんじゃないか?」
と二人で結論を出した。
しかしそれでは弦が当たるわけで
バチが当たるわけではない。
「だからさ、その弦が切れた拍子に
バチが飛んで顔に当たったんだよ」
「そうだ。それだね」
と二人で笑った。
どうかなあ?
怪しいもんだなあ?
とお互いに思っている空気が笑いの中にうっすらと漂う。
でもそれも面白いから
そういうことにしておこうよ
ということになった。
ゲラゲラ笑ったのでそれで良いのである。
後でもう一度調べてみると
バチは罰と書いてバチと読むことがわかった。
罰が当たる、と書いて
バチが当たるのだ。
「そうか、良い線を行っていたと思うけどなあ」
「どこがや?」
とオカムシがツッコミを入れてくれたら
またこれで笑える。
今度会う時までにそのことを覚えているかどうか、
そこが一番の問題である。
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また来年会おうね。
30/Jul.2020 [Thu] 15:04
ツバメの子供たちが巣立ちをして
飛んでゆくのを妻が見たのだそうだ。
子供は三羽いて、親に誘導されながら
倉庫の高い窓をくぐりぬけて
行ったという。
そうか、もう行っちゃったのか。
挨拶もできなくて残念だったけど
元気で飛び立っていったのなら
よかった。
その翌日は嵐になって、大雨に台風のような
風が吹き荒れた。
子供たちはこんな時化(シケ)でどうしているんだろう?
と心配になった。
でもまあ、ぼくの心配なんて関係なくツバメたちは
元気に飛んでいるのだろう。
今は虫もたくさんいるし
食べ物にも困らないはずだ。
親鳥から虫の捕り方や、飛び方を教わって
また来年も飛んできてくれよ。
いつか、ぼくたちも、そしてツバメたちも死んでしまうけれど
しかし、人もツバメも新しい命が生まれて来る。
花も咲き、虫たちも飛び、多くの命が
繰り返し、生まれてくることだろう。
そう考えると、心が嬉しくなってくる。素晴らしいことだ。
(原稿を書いてから一月も経ってしまいました。
雛鳥も今は逞しく空を羽ばたいていることでしょう)
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闇の中で光る。
19/Jul.2020 [Sun] 20:25
しいのともしびだけ
が見頃だと友人のオカムシが教えてくれた。
椎の枯れ枝に生える光るキノコのことである。
うちの工場の近所にあるのだそうで
オカムシは夜に一人でこのキノコの
撮影に行ったらしい。
人気(ひとけ)のない神社の近くで
猿もいるしキョンもいる。
マムシ除けに長靴も履いていかなければならない。
頭上から木の葉が落ちてきたりすると
ゾッとするほど怖いという。
しかし、そんなことを言っていたら
光るキノコは見られない、
ということで意を決して出かけたのだそうだ。
見せてもらったものは
本物というより、合成のイラストのように
緑色に光っているキノコの写真だった。
雨が降ったあとは特に元気に育つという。
大島で見られるのは今のところその一箇所だけで
あとはまだ見つかっていないのだそうだ。
「行くか?」
と誘われたけれど、家からは遠いし
風呂に入って一杯飲むと、運転もできないし
まあ、そのうち、ということになった。
写真を借りてここに貼るつけると良いのだけれど
まあ想像してみてくださいよ。
形としてはエノキダケに近いもので
それが闇の中でボーっと光っている。
世の中には不思議なものがあるもんだなあ。
それを見るツアーもあるそうで
へえ、と思った。
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圏外へようこそ!
17/Jul.2020 [Fri] 13:25
岐阜県中津川市に大雨注意報が
出たので渡合温泉は大丈夫だろうか?
と心配になった。
この温泉は中津川から、さらに歩いて三時間半行った
山の中にある温泉宿である。(車で行けばすぐに着くけど我々は車がないのでいつも歩く)
携帯の電波も通らない、電気もこない山の中で
夜はランプの灯りで過ごす。
八年ほど前になるけれど、ここに出掛けて
宿のご主人、奥さん、それに娘さんとも仲良くなった。
さらにここに遊びに来ていて
部屋が隣になった一宮市の若いご夫婦とも仲良くなって
その方とも今でも連絡を取り合っている。
本当にどこに出掛けても良い人に巡り逢えて
幸せなことである。
しかし今回の大雨は土砂災害の心配もあるし
どうしているか、と思って宿の娘さんに
メールを出してみた。
娘さんはその後結婚をされて今は電波の通じるところに
住んでいる。(言い方が変だけど、本当にその通りなのだ)
するとすぐに返事が来て
「温泉に行く道は分断されたけど、それはいつもの
ことなので、大丈夫です、ご安心ください」
ということだった。
胸を撫で下ろした。
宿には衛星通信の電話が通じるので電話をしてみれば
いいのだけれど、お客さんがいて忙しいと悪いし、
と思いながら、毎日掛けようかな、やめようかな、と
過ごしていた。
そうしたら今日になって、奥さんからゆうパックが届いた
というわけである。
開けてみると豆板というお菓子の袋が一つと
新しいパンフレット、それに手紙が入っていた。
奥さんの手紙は本当に素晴らしくていつも嬉しくなる。
今どき手紙のやり取りが出来るのは、この渡合温泉の奥さんだけである。
その文面と美しい字を何度も何度も読み返すのが愉しみだ。
コロナの影響でお客さんも減ったけれど
お客様が心配して連絡をくれること、
そんなに心配をしてくださる人がいることに感激したこと。
もっと頑張らなきゃ、と改めて思ったことが
手紙には記されていた。
手紙を読んだら、声が聞きたくなって思わず電話をしてしまった。
元気の良い奥さんの声が聞こえてきて
しばらく話した。
涙が出てくるのは、歳を取ったからだろうか。
嬉しくなってすぐにでも会いに出掛けたくなった。
今年は会いに出掛けたいねえ、と妻と話した。
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うーむうーむと羽付き餃子。
11/Jul.2020 [Sat] 21:45
東京に出かけたら、羽付き餃子を食べに行きたい、というのが近頃の夢になった。
もう十年くらい前になるかもしれないけれど蒲田の羽付き餃子の元祖と呼ばれる
お店に行ったことがあった。
店主が深夜のラジオでその店を作る経緯を話しているのを聞いて、
行ってみたくなったのだった。
素朴な店で、町の寄り合い所みたいな店だったけれど
その羽付き餃子は美味しくてびっくりした。
それを急に思い出したというわけである。
今回は池袋に用事があるので
その近辺の羽付き餃子の店を調べてみると
四軒くらい候補が上がった。
まずはヤンさん姉弟が作る水餃子と汁なし坦々麺の店
というのがあるらしい。
うーむ、しかし、今回は焼き餃子が食べたいのである。
しかし、汁なし坦々麺は四川の味で
花胡椒が効いてうまいのだそうだ。
迷いますね。
あとは永利本店の鉄鍋餃子。
これは大きめの餃子にたっぷり羽根がついているという。
これも美味しそう。
それから東口に出て大連餃子房だったかな、
ここの羽付き餃子も負けず劣らず美味しいという。
もう一軒、博多餃子舎鉄鍋という名前だったか
丸い鉄鍋にぐるりと焼き餃子が並んでいるお店があって
しかしここは夕方五時からの開店なので
行くのがちょっと難しい。
ランチタイムに行きたいのである。
しかしですよ、あなた胃が気持ち悪くて
そんな油のたっぷりした餃子なんて食べられるの?
餃子を一品だけ頼むのではお店にも迷惑だろうし
何かもう一品くらいは注文しないといけないんじゃないでしょうか?
うーむ。連れがいればそれも可能だけれど
妻は餃子はあまり好きではなく
行くとしても自分一人である。
うーむ、うーむ、考えてしまいますよね。
そこら辺を歩いている人に声を掛けて
「餃子を一緒に食べませんか?」
と言っても白い目で見られておしまいだろう。
それに無理をして食べて、後でまた具合が悪くなったらどうします? 
体調を整えてから行くのがよろしいかと存じますが? 
と妻は無言で言っている。
しかし世の中には荒療治という方法もあってですね、
昔、お世話になった庭瀬先生は「胃潰瘍になったら焼肉を食え」
と言っていたのである。
(そう言いながら庭瀬先生は胃がんで亡くなった)
だから案外調子が良くなるかもしれないよ?
と心の中では思ったりもした。
とりあえず興奮しておしまい。
(つづくとすれば食べてから)
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すごいスピードで変化している。
09/Jul.2020 [Thu] 15:03
熊本の洪水に続いて
今日は岐阜でも大雨の警報が出た。
大変なことである。
球磨川の氾濫のニュースをラジオで聞いている時に
「可能な方は屋根に登ることをお勧めします」
とニュースでは言っていた。
しかし現実的に考えて、洪水が起きた時
咄嗟に屋根に登ることのできる人は
どのくらいいるんだろうか?
と思った。
状況として、洪水が起きているのであれば
もう家のまわりは水が溢れてきているだろう。
そんな状況で屋根に登るためには、ハシゴが必要になってくる。
ハシゴを架けるためには、外に出なければいけないわけで
そうなるともう水に流されてしまうこともあるだろう。
二階にベランダがあって、そこからハシゴで
屋根の上に上がれる、というのなら可能かもしれない。
つまり、ふだんから、そういうことを想定して
屋根に登れるようにしておかなければ、
いざという時に助からないかもしれないよ、ということだと思った。
そのくらい、地球の環境が変わってきているんだろう。
ぼくの住む家の周りだけを見ても
風の吹き方も、雨の降り方も子供の頃と違って
常に台風が来ているように荒れ狂うことが多い。
球磨川の近くに住む女性が家族を二人も亡くした直後に
インタビューに応えようとして泣いてしまい
「すみません」
と言っている映像を見て、自分も泣いてしまった。
「すみません」なんて言わなくていいのに、
とその人に言いたかった。
辛いことである。
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また今日も叫び声が聞こえる。
06/Jul.2020 [Mon] 14:06
工場の裏にある林の中から
奇妙な声が聞こえた。
ギグエエーッ、という低いけれど
そこに高音も混じる、そしてものすごく
よく通る声だ。
悪魔の声はこんな声だろうか?
と聞くたびに思ってしまう。
これはキョンの声で、一度鳴き始めると
しばらくその場に居座って鳴いている。
臆病なくせに「うるさい」と大声で言っても逃げない。
自分の声で他の音が聞こえないのかもしれない。
この何年かはキョンが大島全体で増えすぎているので
町が駆除をし始めた。
裏山に歩きに行くと防護ネットに
そのキョンが掛かっていることがある。
小さな華奢な体つきで、かよわい鹿に見える。
網に掛かっているとかわいそうで見るに耐えない。
(助けることは禁じられている)
しかし、その体つきとは裏腹に
声はすごいんですよね。
原稿を書いているときや、焼酎の帳面を付けている時に
こいつの声が聞こえてくると
仕事が出来なくなるくらい、ひどい声だ。
この何日かは毎日のように鳴いていて
ため息が出てしまうほどである。
まあキョンにしてみれば、鳴きたい事情もあるのだろう。
俺の言い分も聞いてくれよ、ということかもしれない。
これが東京なら、隣の部屋がうるさくてかなわない。
上の部屋の人の歩く音がうるさい、ということになるのだろう。
悪魔の声がいいか、隣人の人間の出す騒音がいいか、
まあどこにいても似たような悩みは尽きないというわけである。
とにかくそんなわけでキョンは今日も鳴いている。
百合の花に蕾がついているのは食べないでくれよ、と心の中で思った。
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欲しいものはありますか? 
03/Jul.2020 [Fri] 21:51
阪本さんのところに鍼を打ってもらいに出かけた時に
ハンモックが欲しくて買ったという話を聞いた。
ハンモックと言っても寝るものではなくて
天上から吊るして座るタイプのものらしい。
阪本さんはぼくよりもずっと歳上だけれど元気で活発である。
欲しいものもたくさんあるという。
良いなあ、欲しいものがあるなんて
羨ましいですよ、とぼくは背中に鍼を打ってもらいながら言った。
考えてみても、ぼくが欲しいものはとりあえず何も思い浮かばない。
顔のシミを取るクリームが欲しいと思うけれど
ヒマシ油に重曹を混ぜて顔に塗ってみたら
いつの間にかシミが消えてしまった。
妻は高い化粧品を持っていて
「これは触っちゃダメだからね」
ときつく言われているので触ることができない。
触るとセンサーが付いていて警報が鳴るらしく、
「触ったでしょ?」
と詰問されるのが恐ろしい。
ところが一度消えたシミはいつの間にか復活して
今度はいくら重曹を塗っても消えない。
ネット上ではシミ消しクリームが山ほど売っているけれど
どれが効くのか、まるでわからない。
誰に聞けばいいのかもわからない、というわけだ。
頭の上もだいぶ砂漠化してきた。
近頃はIPS細胞で頭の皮膚を増殖させて髪を復活させる研究も進んでいるらしい。
うーん、しかし、髪があってもなくても結局短く刈ってしまうし、要らないかな? と考えた。
パン焼き器もオーブンがあれば、要らないことになったし
壊れたものは直して使えばそれで良い。
ハンモックは阪本さんが天井からぶら下げたのでこの間座らせてもらった。
ブランブランして楽しかった。だから乗りたくなったら阪本さんの家に行けば良い。
ぼくの家の中は何もないのでガランとしている。
でもこれで充分だ。ガランとしている空間が好きだ。
シミ消しクリームのこと、これは効くよという情報をお持ちの方がいるようでしたら教えてください。お願いします。
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