日本で唯一の屋根に椿の木を植えた店舗から作家、社長、杜氏である谷口英久が綴る抱腹絶倒の「Blog」
お手柔らかにお願いします。
04/Mar.2018 [Sun] 18:41
春の嵐が来る前に、屋根を直しておかなくっちゃ、
ということで、工場から家に戻って、屋根に登った。
そうなんですよね。
昨年の11月の台風で屋根の一部を壊されたまま、
直さずにとうとう春の嵐が吹き荒れるまで放置してあったのだ。
幸い、雨漏りもせずに、なんとか過ごしてきたけれど
明日は雨も激しく降るようだし、これは直しておいたほうが
いいぞ、ということになった。
といっても誰かと話しあったわけではなくて、自分でそう思っただけである。
屋根の尾根というんですかね、馬の背中というんでしょうかね、
そういう部分が風で吹き飛ばされて、道路に落ちた。
車が通るたびにそれを何度も踏まれて平たくなってしまった。
その屋根の断片を金づちを使って、元の形に叩くことから始めた。
陽射しは春のようで、汗をかいた。
今度はそれを抱えて、屋根に登って、しかしこれをどうやってはめ込むのか、
あれこれやっているうちになんとか、収まった。
釘で叩けばいいのかもしれないけれど、下手なところに打つと
またそこから雨が吹き込んでくる可能性も考えられる。
屋根は急で、道具を置いておく場所がない。
釘をいちいちポケットから何本か取り出しては口にくわえて
しかしこんなものを間違って飲み込んだりすると大変だから
何か良い方法はないものか? と考えても、思いつかない。
飲み込んでしまったら、どうなるんだろう?
手術をして胃から取り出すしかないんだろうか?
そんなことになったら大変だよなあ。
あいつ、釘をくわえていて、飲み込んじゃったんだってさ。
やっぱりいるんだよね、そういう奴。あはは。
大工さんが腰に釘袋を下げているのを見かけるけれど、
そうか、ああいうものがあれば便利なんだ。
でも、こんな作業は年に一度か二度で、そのために買うのも気が引けるしなあ。
と思っているうちに、金づちで自分の指を叩いてしまった。
痛くてたまらないけど、しかしやってしまわなければ、と思いながら
また同じところを叩いた。
バカだなあ、まったく。
やれやれ、これでなんとか明日の嵐はやり過ごせるだろうか?
嵐が来なければ、ずっと放置したままだっただろう。
ありがとう、春の嵐さん。
明日はお手柔らかにお願いします。
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