日本で唯一の屋根に椿の木を植えた店舗から作家、社長、杜氏である谷口英久が綴る抱腹絶倒の「Blog」
そうじゃないよ、と言ってくれる人がいること。
13/May.2020 [Wed] 17:17
自分の身の回りの環境を整えることは
大切だといつも思う。
ぼくは周りに流されやすい方なので
とにかく悪いと思われるものには
近づかないことにしている。
あとは良いもの、高みに近づけるものを
身の回りに置きたい。
良い本があれば読みたいし
人でも「これは」と思う人には
なるべく会いたい。
けれども、そういう人は世の中にそういるわけでもなく
だからまあ、静かに人里離れた工場で過ごしている。
ここに居れば誰も来ないし、
誰かに干渉されることもない。
住んでいる家の周りは昨年の台風でほとんどが倒壊して
取り壊されてしまった。
もう村としての機能はなく、
あんなにいた人たちも、いなくなってしまった。
台風が来ると、とにかく凄いことになるし
どこかに越した方がいいのだろう。
越さざるを得なくなった、という方が正しい。
自分はかろうじてまだここに家が残っているので
住んでいる、ということだ。
不思議なことだなあ、と思う。
五メートルも離れていない隣の家が倒壊して
自分の住んでいる家は残った。
残ったと言っても、かなりのダメージを受けて
屋根はまだビニールシートを張ったままだ。
それでもなんとか雨漏りもせず暮らしている。
そこに何の違いがあるのかは、わからない。
運が良い、悪いの話なんだろうか? と考えるけどわからない。
とにかく住めるのだから、住むしかない。
子供の頃、血の繋がっていない、けれども親戚になる
お寺の伯父さんがいてその人にずいぶん可愛がってもらった。
母が病弱だったこともあり、そのお寺で育てられた。
その伯父さんはもうなくなってしまったけれど
一人で過ごしていると、ときどきその伯父の気配を感じることがある。
怖くはなくて、逆に嬉しい気持ちになる。
おじさんに見守ってもらえるのならこんなに嬉しいことはない。
そういう人に幼少の頃出会うことが出来て
ありがたかった、と思う。
そういう人に巡り会えたことで
今の自分があるのだろう。
ちょっと道を外れると
「そうじゃないよ」
と言ってくれる人がいること。
それが大切だ。
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