日本で唯一の屋根に椿の木を植えた店舗から作家、社長、杜氏である谷口英久が綴る抱腹絶倒の「Blog」
子持ちカレイを焼いて食べた。
16/May.2020 [Sat] 9:03
新島のM原さんが港に居酒屋を出店した。
夢の中の話である。
M原さんは新鮮な魚を活きたまま発泡スチロールに
入れてそれを店の前に並べてある。
客はそれを選んで料理をしてもらうシステムらしい。
魚はまだピチピチ跳ねて活きが良い。
「もう今日は終わりだからこれなんか安くしておきますよ」
M原さんにそう言われて子持ちカレイを一匹勧められた。
焼くと美味しいのだそうだ。
うーん、こんなに活きが良いのに焼いちゃうの?
と思ったけれど、美味しそうなのでそれを頼んだ。
M原さんは焼酎の蔵元で、その仕事はどうしているのか?
訊いてみると、昼間は焼酎を造って
夕方からこの仕事をしているという。
「タニグチさんもどうですか?
とりあえず喰えますよ」
とM原さんは嬉しそうな顔をして言った。
しかし自分は今元気がないし
それに夕方から二つ目の仕事を始めたら
寝る時間も無くなってしまう。
「うーん、俺は今は無理かな・・・」
と答えた。
とりあえず子持ちカレイを焼いてもらって
あとはお刺身も頼んだ。
M原さんは長い包丁を操って、刺身を盛り合わせにしてくれた。
「大したもんだねえ」
と言うと
「いやいや、まあ」
と言いながら焼酎のソーダ割りを
「じゃ、かんぱーい」
とグラスを高く挙げてグビッと勢いよく飲んだ。
白い長いゴム挽きの前掛けと、白い長靴、
頭にはタオルの鉢巻きも締めている。それがよく似合っていた。
目が覚めてから
「ああ、何かおいしいものが食べたいんだなあ」
と自分のことを想った。
あとは仕事のことを心配しているんだろう。
酒造組合の仲間も焼酎が売れなくて
みんな大変そうだ。
もちろんうちだって売れない。
今はこんな時期だし、そういう心配事が夢に出てきたんだ。
M原さんは救いの神だろう。
いつも元気で、組合のみんなを引っ張ってくれる。
子持ちカレイ、美味しそうだったなあ。
あれはお醤油ではなくて
阪本さんの塩をかけて食べたい、と思った。
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