日本で唯一の屋根に椿の木を植えた店舗から作家、社長、杜氏である谷口英久が綴る抱腹絶倒の「Blog」
悔しいなあ。
15/Nov.2020 [Sun] 9:35
出かけた先で壱岐の焼酎を出された。
美味しいと思うから飲んでごらんよ、と言われた。
買った人にとっては思い入れのある焼酎なのかもしれない。
桐の箱に入っていかにも高級そうな焼酎である。
芋焼酎だということでグラスに少し入れてもらって
口に含んでみた。
まずいとも言えず、困った。
一口目はまだ飲めるけど、二口目はもう飲めない。
何か香料のようなものを使っているのかもしれない。
飲んだ後で気持ちが悪くなってくる。
こんなものをさも高級そうな箱に入れて売っているということが寂しくなった。
やっぱり真剣に造らなくてはいけないのだ。
どうしたらこんなものが出来るのか
それも知りたい。
悔しいなぁ。
本格焼酎のレベルを上げて、美味しくて身体にも良い焼酎を造ればもっと多くの人に呑んで貰えるのに、目先の売り上げだけを考えて
こういうものをさも高級そうに売ることで全体のレベルが下がる。
良いものを造ることは決して簡単ではない。身を削って、手間ひまをかけるから、本当の味わいが生まれる。
これは売りたくないなあ、というものを瓶詰めするから、次も買って貰えるのに。
本当に悔しくて、涙が出てくる。
本気で造ると、儲けは出ない。
手間隙が掛かりすぎて、人件費も出ない。
でも、やっぱり、呑んで美味しいなぁ、というものを造らなければ、と思う。
バカな奴だと思われても良い。
本当に美味いと思ってくれる人がいることに誇りを持ちたい。
それだけが自分を支えている。
仕事をしているモチベーションはそれだけだ。
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