日本で唯一の屋根に椿の木を植えた店舗から作家、社長、杜氏である谷口英久が綴る抱腹絶倒の「Blog」
火を見ると目の色が変わる。
09/Sep.2021 [Thu] 13:48
0さんという友だちがいて、中国出身の女性だ。
明るくていつも元気なので、ぼくたち夫婦はこの人の大ファンである。
さらに頭もよくて、日本語を話すだけではなく英語も出来る。
建築の勉強を続けて、今では関西の大学の教授にもなった。
凄いことですね。
日本に来てまず日本語を学び、さらにその国の大学の教授にまでなるのだ。
しかも明るくて、一緒にいると笑いが絶えない。
そんな0さんのことを急に思い出して電話をしたら、あれ? 電話が繋がらない。旦那さんの携帯に掛けても「現在、この電話番号は使われておりません」ということ。
どうしちゃったのかなぁ? と思って、葉書を書いて送った。
年賀状は貰っているのでその住所に葉書を送ってみた。
するとようやく電話が掛かってきて、また楽しく話が出来たというわけだ。

中国のご両親の話から、(昔、遊びに行ったことがあって、本当に良くして貰った)0さんが教授になってどうしているか、など、話は多岐に渡って一時間も話してしまった。
その中で0さんの生徒が設計した建物がコンベで優勝した話も出てきた。
詳しくは書けないけれど、火をテーマに建物の設計をしたのだそうだ。
火については面白い話があって、その話をすると王さんは喜んでくれた。
どういう話かというと、ぼくの家に遊びにくる人が囲炉裏の前に坐って炭の火を見ると、そこから離れなくなる人が多い、という話だ。
何か問題を抱えている人ほど火をいじりたがる。火箸を使って炭の火をいじって、一日中そこにジッとしている。
そうやっているうちに心が晴れるのか、スッキリした顔になってゆく。
そんな話をした。
火が人の心と密接に関わっていることは間違いないのだろう。
なにしろ人は家の中で火を起こしてそれを見つめながらずっと暮らしてきたのである。
この百年で近代化が進んだけれど、それまでは火を囲んで身を寄せ合って暮らしてきた。
不安な気持ちも、火を見ると落ち着くのは、そういう意味もある。
ヨーロッパには家の中に暖炉があるけれど、日本で囲炉裏が残っている家は少なくなった。
火は危ない反面、生活の中に取り入れれば、心を豊かにしてくれる力を持っている。
そんなことを0さんと話して、楽しかった。
コロナが落ち着いたらまたすぐに会おうね、と話した。
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