日本で唯一の屋根に椿の木を植えた店舗から作家、社長、杜氏である谷口英久が綴る抱腹絶倒の「Blog」
家を一軒、まるごと洗う。
08/Oct.2014 [Wed] 17:42
今回の台風は雨よりも風が強かった。
強い、というよりも風の塊が
ぶつかるように飛んでくる。
家も持ち上げられて、一瞬浮く。
海も当然荒れるわけで
潮が吹き上げられて、車も家も塩だらけに
なってしまった。
奄美大島では台風が通り過ぎたあとは
どこの家庭でも、高圧洗浄器を使って
家を丸ごと洗うのだ、と
聞いたことがある。
(たしかにそれは良いかもしれない)
そう思って、ぼくもやってみることにした。
焼酎工場は外壁に平板トタンを使っていて
塩が付くと錆びてくる。
屋根も波板のトタンで、これも錆びる。
錆びれば、錆び止めを塗るか、ペンキを塗らなければ
ならないわけで、これに掛けるお金は結構な金額だ。
外壁だけで、30万円。
屋根でも、20万円以上は掛かる。
放置しておくと錆びたところから穴が開いて
雨漏りの原因になるので、こうなると
屋根を葺き替えるしかない。
それならば、手間は掛かるけど、洗えば良いのではないか?
ということになった。
面白いのは、大島では誰もこういうことをしない
ということ。
どうしてだろう? と思うけれど、わからない。
まあ、良いと思うことでも、みんながやるわけではないので
世の中にはわからないことのほうが多い、としか
言いようがない。
わからない。

それで昨日は家と工場を、洗った。
長いホースを用意して、まず自宅の外壁を洗ってから
屋根に登った。
粉々に千切られた葉っぱが塩と一緒に張り付いている。
あれ、ここ、板がなくなっている。
軒下の、なんていうところだろう?
破風というのかな?
ここが開いていたら、次の台風でまた
雨が入り込んで来てしまう。
まあ、順番にやることにして、とにかく塩を流した。
車も塩だらけで、触るとべたべたする。
前の車はエンジンの調子は良かったけれど
屋根に穴が開いて、困った。
洗い流すと、濃い塩が下に溜まって、車の底が
錆びる、という人もいる。
だから洗ったら下もきちんと拭きなさい、
と隣のおじさんに教わった。
たしかになあ。
ということで一日がほとんど終わってしまった。
空がきれいだったな。
おかげさまでよく眠れた。
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コメント
雨と風だけでも大変なのに、塩もなんですね。
洗い流したらいろいろすっきりしそうですが
流したものが消滅する訳じゃなくて、
下に塩が貯まるとか、葉っぱもきっと流れて土になって
なんというかつながってるんだなぁと思いました。
ちょっと違う話なんですが、飛行機で雲の上にいるとき
向こうに富士山がにょきっと見えて、
そっか富士山から雲海が見えるんだから上同士で
見えるんだ、つながってるんだ、って思いました。
さと : URL : 09/Oct.2014 [Thu] 19:53 : DSZw2dm6 : PAGE UP↑↑↑
そうですね。
本当に色々なものが、色々な形で
つながっている。
バッタを食べるクモだってそうですし
富士山の頂から見える他の山の頂も
雲海も、ですね。
昔はそんなことは考えもしなかったんですよ。
さとさんは若いのに大成していますね。
一円大王 : URL : 10/Oct.2014 [Fri] 8:02 : DcTGFoT. : PAGE UP↑↑↑
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