日本で唯一の屋根に椿の木を植えた店舗から作家、社長、杜氏である谷口英久が綴る抱腹絶倒の「Blog」
寒い日は湯船が身にしみる。
23/Dec.2016 [Fri] 16:10
今日は再び風呂釜の修理にI澤さんが来てくれた。
午後二時で、
「お昼は食べたの?」
と訊いたら、まだ食べていないという。
朝の船で大島に来て、レンタカーを借りたら
ナビゲーションが付いていなかった。
それで苦労をしながら二軒、住所をたよりに
家を探した。
ところが大島では、番地はあっても、それが
順番通りには並んでいないので、人に聞いたほうが
早いことに気が付いた。
しかし人に聞いても、
「そこだよ」と指さされたところには家が見当たらなかったりする。
そんな苦労をしながら修理をしてきたという。
二時半には、レンタカーを返さなくてはならないらしい。
「えっ? じゃああと三十分しかないの?」
と訊くと、そうなんです、とI澤さんは苦笑いをしながら言った。
持参して貰った部品の径が微妙に合わないことが
風呂釜を開けてから判明し、
今回は修理にならないという。
「とりあえず、傷んでいるパッキンを替えておきましたよ。
これはサービスでやっておきますから、
御代は戴かなくて結構です」
とI澤さんは言った。
急いで、台所に行ってお湯を沸かして紅茶を淹れた。
パンを温めて、ミルクティーと共にそれをI澤さんのところまで持っていった。
修理の道具をヤマト運輸で送りたいけど
どこかお店がないか? と訊かれたので
「それはうちで出来るから、荷物だけ預かって
あとで送ることにするよ。だから今、これ、急いで食べなよ」
とぼくは言った。
今日の船で帰るのだそうだ。
修理は出来なかったけれど、この部品はまだ当分のあいだは
持つだろう、ということが二人で見てわかった。
今日は自分で錆びているところに錆び止め液を塗ろうと思っていたので
風呂釜の器械はそのまま開けておいてもらって
I澤さんにはパンを食べてもらった。
現場で働く人は気持の良い人が多い。
パッキンまで替えてもらって、本当に
ありがたいことだったなあ、と思った。
「次回、もし大島に来ることがあったら
必ずこの部品を持ってきますから」
とI澤さんは言ってくれた。
「ありがとうね。気をつけて帰ってね」
そう言ってI澤さんを見送った。
さて、錆び止めを塗って、風呂釜の修理は完了だ。
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