日本で唯一の屋根に椿の木を植えた店舗から作家、社長、杜氏である谷口英久が綴る抱腹絶倒の「Blog」
日ごろの鍛錬が物を言う。
23/Oct.2018 [Tue] 17:00
朝、ゴミを出しに行くと、隣のおばさんがゴミを出しているところだった。
「おはようございます」
と声を掛けると、
「ヒデ坊もずいぶん痩せたなあ」
と言いながら、ジロジロと不躾な視線で上から下まで値踏みをするように
見つめられた。
おばさんにとってはぼくはまだ「ヒデ坊」なのだ。
同級生のお母さんなので、まあ仕方がないけれど
黙っていると何を言われるかたまったものではない。
「かわいそうにねえ」
とぼくはすかさず言った。
すると、可笑しそうに、ケラ、と笑って
それからげらげら笑った。
ぼくも可笑しくなって笑った。
「可哀想じゃないよ」
とおばさんは言って、なおも嬉しそうに背中を丸めて笑っている。
うはは、どうだ、こういう返しが出来るには
やはり相応の鍛錬が必要なんだ。
「そんなことないよ」
でもいけないし
「うん」
ではつまらない。
やっぱりここは、この言葉しかない。
朝から決まったぜ。
意気揚々と家に戻って、それからお茶を啜った。
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コメント
日頃の鍛錬がこんな形で!!
ふふってなりました (笑)
なんか今週は仕事で連日夜に爆弾投下だったんですが
これ読んで「爆弾処理は任せろ、むしろ爆弾落とすならここ!」
って気持ちに一瞬なりました。
いや私は特に鍛錬してないし会心の返しができたわけでもないんだからそれは危ない、と思い直しましたが。
でも読んだ恩恵でちょっと力が出そうです。
さと : URL : 26/Oct.2018 [Fri] 22:27 : 7DlnO/TE : PAGE UP↑↑↑
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