日本で唯一の屋根に椿の木を植えた店舗から作家、社長、杜氏である谷口英久が綴る抱腹絶倒の「Blog」
逃げなくてもいいよ。
27/Dec.2018 [Thu] 17:22
工場から出てくると、カラスが一羽、水桶のふちに降り立った。
羽根の音がバサッとして、
振り向くとすぐそばにそのカラスがいた。
こいつにはいつも話しかけている。
近くに来ると、
「おい? 元気か?」
と声を掛ける。
逃げる素振りを見せると
「逃げなくても良いよ。今日はどんなだった?」
と声を掛ける。
けっこう大きな声で、人が見たらあいつ誰に喋っているんだろう?
と思われることだろう。
カラスはそのあいだ首を傾げて、ぼくの声を聞いているらしい。
逃げないどころか、一歩寄って来たりもする。
それで今日は、工場から出てくると、どこで待っていたのか
ぼくのそばまで飛んできてくれた、というわけだった。
カラスは殺気に敏感で、
(この野郎)
と思っただけで、すぐに逃げる。
逆に
(逃げなくても良いよ、何にもしないから)
という平穏な心でいれば、逃げない。
それで声を掛けていたら、近くまで寄ってきてくれた。
嬉しいなあ。
おまえさんと友達になれたら、きっと楽しいことだろう。
人間は悪い人もいるけれど、動物は悪い目をしない。
鋭い眼と悪い眼はちがう。
悪意のない動物と一緒にいると、自分も楽しくなる。
明日はもっと近くまで来てくれたら良いなあ。
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