日本で唯一の屋根に椿の木を植えた店舗から作家、社長、杜氏である谷口英久が綴る抱腹絶倒の「Blog」
春の萌える日。
25/Feb.2019 [Mon] 17:17
今年は焼酎を造っているときに
(ずいぶん耳が聞こえなくなったなあ)
と自分のことを想った。
工場の中は様々な機械音がしていて、それに阻まれて
音が聞こえにくいということもあるけれど
それにしても耳鳴りがひどくなってしまった。
きーん、という音と共に、目覚まし時計の目覚まし音とでもいうのだろうか
そんな音もずっと聞こえている。
歳を取って、そんな音とも付き合うことになったのか、
と自分のことを想った。
先日、耳鼻咽喉科に、別の用で出かけたときに、
この耳鳴りのことも先生に訊いてみた。
それなら、ということで電話ボックスのような四角い箱の中に入れられて
ヘッドホンの音に耳を澄ます検査をしてもらった。
ヘッドホンをすると、自分の耳鳴りの音が激しくて、しばらくは
その検査音を聞き取ることができなかった。
それで判ったことは、老化で耳が遠くなったわけではなくて
ある一定の周波数だけが聞こえなくなっているということだった。
「音楽か何かの仕事をしていますか?」
と先生に訊かれた。
そうではなくて、工場の中の轟音をいつも耳にしていて
こういうふうになったのではないか? という結論になった。
薬を出してもらい、それを飲むことで、耳の神経にまで血が通うようになるのだそうだ。
耳鳴りの薬というのもあり、それも出された。
さらに舌の裏側が腫れあがって、(これが耳鼻咽喉科に出かけた本当の目的だった)その薬も出してもらい、合計六種類もの薬を飲むことになった。
舌はこれだけ腫れると癌の心配も出てきて、血液検査に加えて、MRIの写真も撮ることになってしまった。
どうしてこんなことになったのか、自分では原因がわかっている。
首の筋が張っていて、この凝りが舌を腫れさせているのである。
だから癌ではないと思うけれど、タレントの女性が同じような症状で癌になったこともあり、
「まあ検査だけはきちんとしておきましょう」
ということになったのだ。
美味しい焼酎を造ることは本当に身を削る作業で、自分のすべてを出し切らないと旨いものができない。
適当ということはできないので、どうしてもこうなってしまう。
耳はなるべく保護をするようにすればいいけれど、舌が腫れあがるのは毎年のことで、これもどうにかしたいと思っていた。
うーん、またこんな話になってしまった。
舌の腫れは昼ごはんを食べたら、腫れたところが破れて血が出てきた。
それで少し楽になったけれど、貰った薬ですぐに腫れが引いたので
感心した。
ふだんまったく薬を飲まないので、よく効く。
同級生は高血圧だのメタボだの、そんな薬を飲むらしいけれど、冬の厳しい焼酎造りのおかげで、そういうこととは縁遠い身体になっている。
耳鳴りの薬はまだ効いてこず、きーんという音が聞こえている。
ドナルドキーンさんが亡くなって、昔、不忍池のほとりでよくすれ違った。
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