日本で唯一の屋根に椿の木を植えた店舗から作家、社長、杜氏である谷口英久が綴る抱腹絶倒の「Blog」
びがたりない。
06/Dec.2020 [Sun] 14:57
交通安全週間になると道路脇に看板がやたらと立つ。
誰が作るのか五七五に習った標語が白い看板に太い黒字で書かれている。
それが漢字を使わずみんなひらがなで書いてあるので読みにくい。
字が書いてあるとつい読んでしまうのだけど、ひらがなだと一瞬で読めない。運転中によそ見をするので危ない。
気をつけなくちゃと思いながら帰り道にまたそれを見てしまう。馬鹿だなあ、と自分のことを思う。
標語といってもシートベルトをしようとか、運転中にスマホを見ると危ないとか、車の影から人が飛び出すから気をつけよう、とかそういうものを俳句風に書いてあるのである。
その中にひとつ気になる看板があって、「飛ひ出すな左右確認忘れずに」というものなのだけど、「飛び」の「び」に点が振ってないのである。書体は荒ぶる魂のような渾身の看板なのだけど、びの点が抜けてしまっている。
最初は、なんだか変だなあと思って仕事の行き帰りに横目で眺めていた。そのうちに「あ、びの点がないんだ」ということに気がついた。しかし、看板を見ている間は必ずよそ見をしているわけで、これも運転手泣かせだなぁ。
墨を用意して、車を降りてひに点を入れたいけど、こういうことをすると道交法違反になるのかもしれない。他の看板は安全週間が終わると同時に撤去されたけど、この点抜けの看板だけはいつまでも飾ってある。偉い人が書いたものなのかもしれない。
「まーた細かいことをタニグチが言っているよ、あいつは本当に細かい」と言われそうだけど原稿を書く身としてはこういうことは気になって仕方がない。
誰がこの看板に点を入れてくれー、と会社の行き帰りにそう思っている。
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