日本で唯一の屋根に椿の木を植えた店舗から作家、社長、杜氏である谷口英久が綴る抱腹絶倒の「Blog」 |
暮れに除雪車の作業中になくなったお爺さんの話をラジオのニュースで聞いた。
晦日の日におばあさんが家に帰ってくると、重機が倒れていて、その下からおじいさんが見つかった。おじいさんはもう息が絶えていた、ということだった。 短いニュースだったけれど、この話がいつまでも忘れられなくて時々思い出す。 暮れにおじいさんが亡くなって、おばあさんはどうしただろう? お正月を過ぎてお葬式になって、もう落ち着いただろうか? と考えると胸を塞がれる気持ちになる。 また雪が降ってきて除雪車の事故が増えているのだそうだ。除雪をする時に安全装置を解除しないように、と今日はまたラジオのニュースで言っていた。それがどういうものかは知らないけれど、安全装置をオンにしておくと面倒くさくて仕事にならないのかもしれない。 大島では雪は降らないのでその苦労は知らない。でも、とにかく大変なことだろう。 歳を取ってもう体力も落ちているのに屋根に登って雪を下ろしたり、寒い中除雪車に乗ることだって大変なことだ。 雪かきをしなければ家が潰されてしまうわけで、大変なことはよくわかる。 辛いことだ。 雪が降るほどの寒波の到来で大島では低気圧が来て、風がものすごく吹いている。それでまた倉庫の屋根が飛ばされてしまった。例の風が吹くと音を立てていたベニヤ板である。 そのベニヤ板をとうとう風で千切られてしまったというわけだった。 地域によって住み辛い場所も沢山ある。春になればまた輝くところも今は人が死んでしまうほど荒れ狂う。 自然はものすごい力でとにかく圧倒される。 終わりがないのでもう書かないけれど、残されたおばあさんがどうされているか、近くにいればお菓子でも持って訪ねたいと思った。 comments (0) : trackback (x) : PAGE UP↑↑↑
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