日本で唯一の屋根に椿の木を植えた店舗から作家、社長、杜氏である谷口英久が綴る抱腹絶倒の「Blog」 |
高校を卒業する時に同級生のみっちょから「あんたは男版キャンディキャンディみたいな人だから、これからどんなことがあっても心配ないね」と言われたことを思い出した。
アニメのキャンディキャンディは当時見たことがなかったので何を言われているのかよくわからなかったけれど、まぁ彼女なりに褒めてくれたんだろうなあ、と思った。 当時ぼくは水泳部に所属していた。 太っていたのでタイムも遅く、入部してもすぐに辞めるだろうと誰もが思っていたらしい。 しかし結局三年間続けてしまい、そんなこともあってみっちょは男版キャンディキャンディだと言ったのかもしれない。 自分は馬鹿というか、その渦中にあっても自分がどういう境遇にあるのか、あまり真剣に考えていないところがある。 それでぼんやりしているうちに、本当に苦しい水泳部の練習も乗り切ってしまったらしい。 今はそれが焼酎造りで、こんな状況で腰も立たないのに、どうやって仕事をしているのか? と思う人も多いだろう。 自分でも痛いのは嫌だけど、そのうちその痛みにも慣れてきて、棒につかまりながら仕事をしている。 それを楽しむというわけではないけれど、まあ仕方ないなあ、と、思いながら、仕込みを続けている。 人から見たら大変なことだと思うだろう。 でも自分は馬鹿なのかあまり悩んでいないのだ。 一番大変なのは20キロの麦の袋を抱えて、ドラムの中に入れる仕事だけど、これは誰か近所にいる人に頼む。 誰もいない時は、手の空いていそうな人に電話をして頼む。毎日が綱渡りだけど、今のところどうにかなっている。 キャンディキャンディはどんな話なのか、今日、ネットで調べてみたら孤児院で育ったキャンディが明るく健気に生きていく話だとわかった。 どうしてみっちょがそう思ったのかも分からないけれど、とにかくそれを褒め言葉と受け取って、これからも馬鹿なりに生きていこう思っている。 それにしても腰さん、なんとか治ってくたさいね〜、と祈るばかりだ。 comments (0) : trackback (x) : PAGE UP↑↑↑
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