日本で唯一の屋根に椿の木を植えた店舗から作家、社長、杜氏である谷口英久が綴る抱腹絶倒の「Blog」
ふつうに歩いている人を見ると不思議な気持ちになる。
15/Jan.2022 [Sat] 13:53
蒸留が終わったら気が緩んだのか、まるで腰が立たなくなってしまった。
今まではなんとか歩いて仕事もしていたのだけど、終わった途端歩けなくなってしまった。
こうなると困るけど、本当にどうしようもない。
そのまま二日間、何も出来ずに過ごしてしまった。
暮れで注文も多いので、瓶詰めもしないと間に合わなくなるのに、何にも出来ない。
参ったなあ、と思っているうちに出荷する焼酎がなくなってしまった。
なんとか動けないか? と思うけど腰がまるで立たない。
空瓶の入った箱さえ持つことが出来ないのだ。
やれやれ、仕方ないですね。
注文を少し待ってもらって、とにかく少しずつ仕事を始めた。
目の具合もおかしくて左目に何か輪っかのようなものが見えるので眼科に行きたくて一日だけ東京に出かけた。
船の中をヨタヨタ歩いていると同級生がいて笑っている。
「腰か?」
と聞かれて
「そうだ。もうダメだ」
と答える。
その後ろの席にも知り合いがいてクスクス笑っている。
そんなにおかしいのかなぁ? と思うけど、おかしいのだろう。
ネットで見つけた腰専門の整骨院が秋葉原にあって、「必ず治ります」と言うので眼科に行く前に寄ってみた。
そこではゴム製のトンカチを患部に当ててトンカン叩いて治すということが整骨院に行って初めてわかった。
初診は二回の施術で、2980円だというけど、そう言いながら五回の高いチケットを買わせたりするんだよなあ、と思いながら施術台に横になる。
トントコトントコ、痛いところを叩くだけの治療。
しかし2980円の施術は時間が短いのでこの腰を治すには基本の初回診察の方をお薦めしたい、と院長。
ほら来た、ここからが高いんだよな、でも歩けるようになるならという思いと、こんなので治るわけないだろ? とという気持ちが交錯する。
結局、院長の言う通り高い方の施術料金を払うことにした。
するとあら不思議、帰りはスタスタ歩けるようになってしまった。今まで立ち上がることさえ出来なかったのに、これは不思議だ。
一体どうしたんだ? と思いながら歩いているとそのうちまた痛くなってきた。腰がガクガクし始めてほらね、やっぱり、と思う。
そんな訳ないんだよ、高い治療費だったよな。と後悔しながら駅までの道を歩いた。
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