日本で唯一の屋根に椿の木を植えた店舗から作家、社長、杜氏である谷口英久が綴る抱腹絶倒の「Blog」
ネットで調べてもわからないこと。
06/Jul.2022 [Wed] 6:05
松葉のラーメンを食べたあとで、その近くにある「トキワ荘お休み処」にも寄ってみた。
漫画家の寺田ヒロオさんの部屋が再現されていて、ここも見たかったからだ。
というのもトキワ荘は当時の漫画家の部屋が再現されてはいるものの、部屋の入り口からしか中を覗くことが出来ない。
しかしこのお休み処の寺田ヒロオの部屋は壁を作っていないため内部までよく見ることが出来る造りになっている。
さらに学芸員の女性が親切な人で細かい色々なことまで教えてくれる。
ぼくの知りたいことは、人に言わせればどうでも良いようなことだ。
たとえば今現在再現されているトキワ荘は本来あったところからは離れた場所に設置されている。
そうなると実際にあった場所にはどんなふうに建っていたのか、それがわからなかったので知りたかったのだ。
ラーメン松葉からまっすぐに入った路地の奥にトキワ荘は建っていた、ということはわかるけれど、ではどんな位置に建っていたのかということまではわからない。
路地を入って真正面に建っていたのか、それとも違う場所なのか、そこがはっきりしないと、当時のことをうまく想像出来ないからだ。
玄関の位置がわかれば、そうかここから入って、二階に上がる階段があって、というふうに想像の枝葉が広がる。
それで自分の手帳に絵を描いて、路地のどの位置に建っていたのか、ということをこの学芸員の女性に聞いてみた。
こういうことを聞くと、面倒くさがる人が多いのだけど、この学芸員さんはとても感じ良くその位置を教えてくれた。
そうか、この位置にトキワ荘が建っていたとすると、藤子不二雄の部屋から松葉は見えなかったのか。
そうなると部屋の窓から叫んでラーメンを注文するということもなかったんだろうなぁ、ということもわかった。
徹夜をすることも多かった藤子不二雄両氏はお腹が空いて、どうしたんだろう? とか、そんなことをつい考えてしまうからだ。

寺田ヒロオの部屋の再現は当時の写真をもとに、出来るだけ似たような家具を集めて再現したのだという。
当時の写真を見ると部屋で猫を抱いている寺田ヒロオの写真があって、「猫も飼っていたんですか?」と聞いてみた。
するとそうではなくて時々遊びにくる猫を可愛がっていたのだそうだ。優しい人だったんだろう。
そんなふうにして再現された部屋を眺めながら色々なことを考えてはこの学芸員の女性に質問をするのだけど、とにかく感じ良く丁寧に答えてくれるのがありがたかった。
「お近くからですか?」
と聞かれたので伊豆大島から来たと言うと、たいそう喜んでくれた。
優しい親切な人はどこにでもいて、ありがたいことだなあ、といつも思う。
ここまで来る途中の教会の前に「すべてのことに感謝しなさい」と書いてあって、本当にその通りだと思ったばかりだったのだ。
ありがたいことだ。
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