日本で唯一の屋根に椿の木を植えた店舗から作家、社長、杜氏である谷口英久が綴る抱腹絶倒の「Blog」 |
鍼に行っている間に人が訪ねて来たらしい。
名前を聞いて「たいちゃん」だということがわかった。 大島に帰省をしたので寄ってくれたらしい。 おお〜たいちゃん。 子どものころ本当によく遊んでもらった近所のお兄さんだ。 二歳歳上なのでお兄さんというほどでもないけど、優しくて静かで大好きだった。 家から歩いて50メートルくらいのところにたいちゃんは住んでいた。 何の拍子か一緒に遊ぶようになって、本当に毎日たいちゃんの家に行っていた。 たいちゃんはどうしているかなあ、会いたいなあと近頃考えていたのである。 20歳くらいの時にどこかですれ違って、その時に名刺を貰った覚えがあるけれど、それきり一度も会っていない。 あんなに遊んだのに、人生というのは不思議なものだ。 しかしたいちゃんが今、大島のどこにいるのか、よくわからないので、電話帳を引っ張り出してお母さんの家に電話をしてみた。 誰も出ない。 タイちゃんにはお兄さんもいるけれど、その名前は電話帳には載っていない。 義兄に電話をして聞いてみると携帯の電話番号を教えてくれた。 そこでお兄さんに電話をしてみた。 それでようやくたいちゃんと話が出来た。 明日まで大島にいるので、また酒蔵に寄ってみるよ、とたいちゃんは言ってくれた。 嬉しい。 たいちゃんも歳を取ったかな。 うーん会いたい。 一緒に遊んでからもう48年が経ってしまったんだ。 今からお兄さんの家に行ってみたい衝動に駆られる。 しかし明日には会えるんだから、と気を取り直して家に帰った。 comments (0) : trackback (x) : PAGE UP↑↑↑
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