日本で唯一の屋根に椿の木を植えた店舗から作家、社長、杜氏である谷口英久が綴る抱腹絶倒の「Blog」
なんとか。なんとか。
14/Jul.2017 [Fri] 19:20
朝早く、倉庫に瓶を取りに行くと
隅のほうで何かが動く気配がした。
ここはすき間だらけなので、何かが入ってきても
おかしくはない。
こちらが動くと動物は怖がって気配を消すので
ジッとしてしばらく待った。
「チイッ」
と短く鋭い鳴き声がして羽根を羽ばたかせる音がした。
鳥が入り込んでしまったらしい。
鳥が入るのは珍しいな、と思って、動かずに眼だけをこらした。
鳥は窓に向かって羽ばたいている。
でも、羽ばたく力が弱くて、うまく飛べないようにも見えた。
近寄ってみると、逃げもせずにコンクリートの地面に
うずくまってこちらを見ている。
ヒヨドリの雛らしいことが、なんとなくわかった。
頭の毛が寝ぐせが付いたみたいに
ちょっと逆立っているのがかわいい。
横にぴょんぴょんと跳ねている。
窓を開けてあげたいけれど、ここの戸は開かないように
板を打ち付けてしまっている。
外に出すには、向こうの出入り口まで追いやらなければならない。
(うまく行くかなあ?)
と思いながら、
「ほらあっちに行け。そうじゃない、あっちだよ」
と呟きながら、雛を追っていった。
うまい具合に雛は羽ばたきながら、向こうの出入り口の
ところまで進んでいった。
あとは出るだけ、というところになって、また地面にうずくまってしまった。
眼がくりっとして、見上げる視線がかわいい。
「ほら、外に出るんだよ」
そう言って手を叩くと、雛は外に出て行った。
まだ高く飛ぶことが出来なくて、倉庫の壁に摑まって
羽ばたいたあとで、地面に落ちた。
親鳥が近くにいるかもしれないので、そのままにして
そこを離れた。
猫にやられないといいんだけど。
うまく餌が食べられて、もう少し高く飛べるようになるといいなあ。
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