日本で唯一の屋根に椿の木を植えた店舗から作家、社長、杜氏である谷口英久が綴る抱腹絶倒の「Blog」
春の声。
27/Feb.2022 [Sun] 9:41
春が近づいてきている。
夕方、仕事が終わってから裏山に歩きに行くと、鳥が盛んに鳴いている声が聞こえる。
メジロが集って、高い声で囀りあっている。
チュクチュクという楽しそうな声だ。
ウグイスの囀りも聞こえる。
春に鳴く声とは違って、冬はもっと低い声で控えめに囀る。
ヒヨドリも鳴いている。
そんな春の彩りに耳を澄ましながら山の中を歩く。
風は冷たくて手がかじかむけれど、日差しは淡い、白い光でそこに春を感じる。
日差しが輝いている。
昨日は道の真ん中にうずくまっている鳥を見つけて、慌てて車を停めた。
走ってそこまで戻ってみると、ヒヨドリだった。
キョトンとした顔をしてこっちを見ている。でも逃げないので、どこか具合が悪いのだろう。
手袋をした手で包んで道端まで運んだ。
大型のトラックがたくさん走っているのでこのままだと轢かれてしまうだろう。
嘴から少し血が出ている。
良くなってまた元気に飛べると良いね、とお祈りをした。
何度もした。
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わかる、その気持ち。
21/Feb.2022 [Mon] 10:36
車を運転していたら原付に乗ったおじさんがものすごく嬉しそうな顔をしてカーブを曲がってきた。
身体をちょっとだけ倒しているだけだけど、自分ではもうほとんど路面スレスレくらいまで倒れている気分になっているのだろう。
わかる、その気持ち。
バイクに乗り始めた頃は楽しくて原付に乗りながら、自分がレーサーになったような気持ちで走っていた。
このおじさんも免許を取り立てなのか、とにかく本当に嬉しそうで微笑ましかった。
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エビカツサンドの夢
16/Feb.2022 [Wed] 10:04
コメダ珈琲が流行っているらしい。
写真より実物の方が数倍大きいということで話題を集めている。
うーん、これは名古屋らしい。
名古屋にお墓参りに行く途中、駅を降りてしばらく歩くと、マウンテンという喫茶店があっていつでも流行っている。
この店も山盛りが得意らしくて、何を頼んでも本当に山盛りになって出てくるという。
テレビでやっていたのを見て、「へぇ〜」と思ったのだ。
お墓参りには妻と義弟も一緒に行くことが多くて、そこを通るたびに「入ってみようよ」と提案するけど、まだ一度も実現したことがない。
二人とも鼻で笑って相手にしてくれない。
大きければ良いってものじゃないんだよ、という二人の持論があるらしい。
食べ残してお金を無駄にするのがオチだ、ということなのかもしれない。
義父は名古屋で生まれたけど妻も義弟も名古屋に住んだことはなく、そういう思い入れはないのだろう。
そんなところにコメダ珈琲の東京進出で、情報に疎いぼくでも知っているくらい色々な写真を見る。
中でも気になるのはエビカツパンで、(写真は見たことがないけど)字を見るだけでも、うーんこれは食べてみたい、と思う。
名古屋といえば天むすでこれは本当に素晴らしい食べ物だ。
あとは味噌カツ、それにどて焼きも美味しい。ひつまぶしも大好きだ。
しかしコメダ珈琲も量が多くて、行っても食べきれないだろうことは目に見えている。
今はコロナ禍で行けないけど、そのうち胃を鍛えて挑戦したい、というのが近頃の夢だ。
カツパンとチキンのホットサンドというのもある。
しかしこれも見るだにボリュームがあって、これを食べたらあとはもう一日何も食べられないだろう、と思うくらいのものだ。
体調も崩すだろうし、だからこそ夢だ、とも思う。
テイクアウトにして、ちょっとだけ食べて、あとは冷凍しておくことも可能かもしれない。
しかしコメダ珈琲に出かけて、ドーンと勝負したいのだ。
負けるとわかっていても、挑みたい。
義弟にバカにされても、妻に鼻で笑われても、勝負しなければいけない時が来ている。
それはいつ?
いつ夢が叶うのか、自分で書いて笑ってしまった。
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手袋を買いに。
04/Feb.2022 [Fri] 10:21
お風呂から上がってラジオをつけると女性の朗読する声が聞こえてきた。
キツネの子供が街中を歩いて、店の看板を探しているらしい。
夜で街は冷えて、静かな冬の夜の情景が伝わってくる。
何の話か気になったけれど、身体を拭いて着替えたあとそのラジオも消してしまった。
なんとなく気になってあとで調べてみると、それは「冬の朗読音楽会」という番組で、新見南吉の「手袋を買いに」という童話だったことがわかった。
ラジオには聞き逃した番組をもう一度聴き直せるシステムもあるようで、明け方早くに目が覚めたので、この話を聞いてみることにした。
朗読に書き下ろしの音楽もつけて、今回はピアノの演奏らしい。
その番組を布団に潜って顔だけを出して、暗い中でイヤホンをつけて聞いた。
雪を知らない子ギツネがお母さんと一緒に山を下りて街まで手袋を買いに行く話だ。
作者の新見南吉は、小さい頃に母親を亡くして、お母さんの愛情を知らずに育った。
そのことから生涯を通じて母子の愛情をテーマに童話を描き続けたのだそうだ。
お母さんキツネは人間の住む街まで子どもを連れてやってきたけれど、昔、人間にひどい目に遭ったことを思い出して、足がすくんでしまう。
それで子ギツネだけを手袋を買いに行かせる。
銀貨を二枚渡して、子ギツネの片方の手だけを人間の手にしてあげる。
「帽子屋さんを見つけたら、必ずこの人間の手を出して、手袋をくださいって言うんだよ」
と言い含める。
ところが子ギツネは帽子屋さんを見つけると舞い上がってしまい、間違えてキツネの手を出してしまう。
これ以上書くと、この童話を読む愉しみが半減してしまうかもしれないのでここでは書かない。
でもこれが良いんですね。
短い話の中にお母さんキツネの子供を思いやる気持ちが伝わって来て、「ああ、良いなあ」としみじみ思った。
朗読を聴くと、読むのとはまた違った味わいがあって、これも良かった。読み手は女優の広末涼子さんで、この人の朗読も良かった。
このシリーズは三回あるらしく、また朝早くに目が覚めたら聞いてみようと思った。
(暮れの話なので、もう再放送も聞けないかもしれません。あしからず。)
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雪松
01/Feb.2022 [Tue] 15:29
眼科に行く途中、道を歩いていると餃子屋さんが新規開店していた。
こんなところに餃子屋さんが出来たのか、と感心する。
餃子は大好きなので店が出来るのは嬉しい限りだ。
しかしこの店は人がいなくて、「無人販売」だと書いてある。
ガラス越しに中を覗いてみると、お金を木の箱に入れて餃子を冷蔵庫から出して持って帰る、というスタイルらしい。
こんなお店じゃお金を払わずに餃子だけ持って帰る人もいるんじゃないか? と思うけれど、監視カメラがどーんと据えてあって、盗むほうも勇気がいることだろう。ま、ぼくが心配しても仕方がない。
餃子は36個で千円なんだそうだ。
食べてみたいけれど、焼かなければ食べられないし、今日はちょっと無理だなあ、と思ってあきらめる。
でも船に乗る前に買って帰ればよっちゃんのお土産にもなる、と思った。
畑で採れたみかんを沢山もらって、何かお礼をと、思っていたのだ。
よっちゃんが餃子を食べるのかどうか知らないので電話をして聞いてみよう。
それに無人販売所の餃子をどういうふうに買うのか、面白いので買ってみたい。
味がどんなものか、それが一番気になる。
楽しみがまた一つ増えた。
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