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2週間ほど留守にした。 テツはいつものように、 かわいがってくれる友人宅で預かってもらった。 その2週間は暑さがひどかったようで、 島に戻ってテツを迎えに行くと、ずいぶん痩せている。 何だかテツじゃないようだ。 顔も逆三角形がきつくなって、スゴイ狐顔。 毛もぱさぱさで、みすぼらしい。 ショック。 それでも、久しぶりに私の顔を見ると、 いつものように、一瞬二瞬くらい信じられない..... という顔をしてから、興奮してギャウギャウ言って飛びついてきた。 背中やお腹や、あちこちをなでてあげると、 その手ざわりは、骨がカリコリしていて、かわいそうなくらいだ。 この薄い頭蓋骨に包まれた脳ミソで テツはテツなりに、寂しがったり、辛かったり、 何で置いていかれたか悩んだり、 いろいろ考えているんだな。 大好きなポリポリを食べる食欲もなくして、 いつ帰ってくるか判らない私達を待ってたんだ。 これから（しばらく）はいつも一緒だからね、テツ。 テツはひたすら、よその家の庭を駆け回って 再開の喜びを表現している。のかナ？
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